
新年一本目は山田さんの作品にしてみた。
実は昨年の東京国際映画祭で見ていたのだが、正月+田舎という条件のため、選択肢が無かった。
地方の映画館は新鮮だ。CMを作る概念が無いので、過剰な予告編が一切無い。
少々狭いが人も多くないので、ゆったりとして映画に集中できる。素敵。
さて、本題の武士の一分だが、結論から言うと、私は山田さんの時代劇が好きである。
一般的に時代劇として考えられる多くの演出と決まり事は、若年層にはしばしば退屈と思わせがちだが、山田さんの演出は少し違う。
まるで現代の邦画も時代劇も、同じ人間を描く部分が大切なんだと言わんばかりのアプローチで、「案外時代劇って面白いかも。」と、重く固い雰囲気を見事に粉砕してくれる。それはもはや過剰であるほどに。
あまり武士の口調には詳しくはないが、方言まじりの田舎武士が「オレ」と言ったり、いきなり標準語になったりするのは少し違和感ありだと思う。
敷居を下げてくれるのは嬉しいが、世界観を壊さない程度でキープして欲しい。と願う。
個人的にはもう少し食(特に煮物)の見せ方にこだわりが欲しかった。そしたらもっとラストが引立ったと思う。飯が出来上がるのも早過ぎるだろ!と思わなくもない。
話は変わるけど、主演の木村拓哉は「キムタク」自身が一番のライバルなんだろうなぁと思った。彼はまず、衆知のタレント「キムタク」から、抜け出す事で初めてスタートラインに立てる気がする。
大変だね、ジャニーズは。